「ファイナルファンタジー16」をクリアしました。
とりあえず証拠のトロフィー獲得画像です。
感想と評価
結論から言うと、「がっかり」です。
超ハイクオリティで美しいグラフィック、エフェクトが派手で綺麗、FF14のおなじみの技を敵が使ってくるというあたりは良かったのですが、全体的なストーリーの陳腐さと、魅力のないキャラクター、育成要素が薄っぺらいなど問題点が多すぎました。
やはり良いストーリーには良いキャラクターがいるし、良いキャラクターは良い物語の中にいるのだと痛感しました。FF16のキャラクターには魅力がありません。
ペルソナやテイルズシリーズ、ドラクエ、あるいは過去のFFシリーズ作品のように、仲間を増やしながら、個性的で魅力のある仲間同士で会話し、関係を築いていく過程が日本のRPGの楽しさなのだと思います。
FF16にはそういったものが欠けており、操作できるのも主人公のクライヴだけです。その上、レベルが上がっても、装備が変わっても、強くなってるのかどうかイマイチわかりづらいですし、装備を手に入れる楽しさも全然ないです。
一応仲間のキャラクターはいるものの、操作できないですし、装備を替えたりもできないですし、途中ですぐ離脱します。仲間と会話することもできません。
マップを探索したりといった要素もほとんどなく、ただ移動するだけ・・・。クエストをするためだけのフィールドという感じですね。
ストーリー的には完全にプレイヤーの感情は置いてけぼり。一切感動もありません・・・。
なぜなのか理由を色々考えましたが、単にストーリーが面白くないのと、キャラクターに魅力がないということに尽きます。ゲーム・オブ・スローンズみたいな雰囲気を出したかったのは伝わって来るのですが、表面だけで物語に深みはないですね。
ベネディクトとかフーゴとかあいつらを倒して仲間に引き入れてその次の敵に立ち向かうような王道の物語の方が面白かったのでは。
シドが途中で死んで主人公が号泣しますが、プレイヤーの私はなんの悲しさもありませんでした。そのくらい物語が陳腐で没入しづらい。
アクションについてですが、操作感は悪くないです。最初は楽しいです。しかし、ゲームが進んでも大して戦略性が生まれません。この戦闘システムにはRPGの魅力が全くない。
そう考えると、ファイナルファンタジー7リメイクの戦闘は絶妙なバランスだと思います。
あと、召喚獣バトルですが、演出の域を出ないです。単なる演出でしかありません。ムービー見てるのと同じです。派手で凄いのは確かです。
それと・・・このゲーム、一部のシーンが見づらすぎる。特に暗い場面ですが、他のゲームではありえないくらい視認性が低いです。彩度が低いのか、露光量の問題なのか、全てが背景に同化してしまっている・・・。ラストオブアスとかバイオハザードみたいな全体的に暗めのゲームでももっと見えますよ。
近年のFFを評価するとこんな感じ
FF10>FF12>FF7R>FF13>FF16>FF15
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