進撃の巨人の作者の諫山創氏は、2006年に発売されたアージュのPCゲーム「マブラヴ オルタネイティヴ」のファンであることを公言しています。
また、諫山氏がウルトラマンやエヴァンゲリオン等からもアイデアを借りているということもファンの間ではよく知られたことです。
この記事では、進撃の巨人においてマブラヴに似ているコンセプトやアイデア、要素などを紹介します。
注意:この記事にはマブラヴのネタバレが含まれています。
マブラヴは2003年に発売され、続編の「オルタネイティヴ」が2006年に発売されました。
ちなみに、「君が望む永遠」のゲーム会社がマブラヴも制作しました。
進撃の巨人は2009年から連載を開始しています。
簡単に似ている点を列挙すると
- 人類が謎に満ちた強大な存在と戦う構図
- 「人類の反撃」というコンセプト
- 人間同士の利権争いがある
- 「駆逐」という言葉
- 最終的には人間同士の理解が必要という教訓
- 人を食らう敵
- 敵の「歯」が強調されている
- 「立体的な機動」が戦いの肝となる
- 司令官による演説シーンがある
- 敵が○○級と呼ばれる
- 兵士の訓練が描かれる
- 行軍する
- 犠牲は大きいが得られる物が少ない事
- 〇〇兵団(マブラヴには「軌道降下兵団」というのが登場する)
- 腰に跳躍ユニットがついている(戦術機と立体機動装置)
- 敵前逃亡云々
- 開幕で主人公が泣いている
敵が謎に満ちており、○○級と呼ばれ、人を喰う
進撃の巨人は敵として「巨人」が登場し、「○m級」という呼ばれ方をしています。
マブラヴでは敵として登場する「BETA」も「○○級」という呼ばれ方をします。
ただしマブラヴのBETAはサイズではなく、敵の種類で分類されています。(レーザー級、デストロイヤー級など)
マブラヴに登場する「BETA」
進撃の巨人の「巨人」は結構気味の悪い外見をしていますが、マブラヴのBETAはそれをさらに上回るグロテスクな見た目をしています。
マブラヴのBETAは「歯」が強調されているものが多いのですが、進撃の巨人でも巨人の「歯」が強調されています。
さらに進撃の巨人では人が食われるシーンが印象的ですが、マブラヴでもBETAが人を喰らいます。
マブラヴで最も衝撃的なシーンはBETAが人を喰うシーンであり、そのシーンが諫山先生に強い影響を与えたのかもしれません。
マブラヴをやったことがある人は進撃の巨人が「なんとなく似ている」と感じる
マブラヴは学園恋愛モノからスタートするので、全く似ても似つかないと思われるでしょう。
しかし、「マブラヴ」「マブラヴ オルタネイティヴ」をプレイした人は、なんとなく共通点を見つけることができるでしょう
ただし、ストーリーの展開だとか、仕掛け等は全く異なりますので、進撃の巨人を読んでからマブラヴをプレイした人は「全然似てねーじゃねーか」という感想になるかもしれません。
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