【原神】謎に満ちた本「亡国の美奈姫」解説・考察

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原神

原神に登場する書籍「亡国の美奈姫」は謎に満ちた内容になっています。

世界に破滅をもたらすと予言された美奈姫が、浪人と共に旅をする話なのですが、実際には旅のことはほとんど書かれていません。

昔話のようで違う

この本には「NPC」という言葉が登場します。

テイワットのストーリーでNPCという言葉が使われたことは一度もありません。

つまりこの本の著者はテイワットよりも文明が遥かに発展した、コンピューターが存在する現代の地球やあるいは近未来の世界の人物である可能性が高いということです。

空の塔=天空(セレスティア)?

亡国の美奈姫の3巻では、『空の塔』という言葉が登場します。

「この術を作り出したのは、世界の中心にある空の塔にいる陰陽師たちだ。」

この空の塔は、テイワットにおけるセレスティア(天理や天の使いがいる場所)を指していると推測します。

また、陰陽師は天空の神々など、テイワットを外から管理している者たちを指している可能性があります。

原神のログイン画面に登場するのはまさに「空の塔」?

生命力を保存する「奈苦羅の術」

本の中には「奈苦羅の術」という謎の術が登場します。

この術を使うと全ての生物と大地の中から生命力を汲み取ることができるようです。

奈苦羅大名と呼ばれる盗国者がこの術を使って国を支配していると書かれています。

しかし、当初は生命力を保存するために使われていたようです。

すなわち、世界が滅ぶ前に生命力を保存しておくことができるのがこの術です。

「石素人」との共通点

原神の中にある本「石素人」では、人類が命をエネルギーに転換して地下深くに保存していたという話が書かれています。

「石素」——ナタランティアの遺跡で発見されたスーパーエネルギー。その本質はこの化け物たちが棲まうエネルギー体である。こいつらの文明が起こした大規模な戦争により星全体が有害物質に汚染されたとき、生き残った「人類」はその命をエネルギーという形に転換した。そして、地下深くの種の保管庫に保存したのだ。

亡国の美奈姫でも術で生命力を保存するという概念が存在し、共通点があります。

世界の破滅=テイワットの破滅

亡国の美奈姫では、世界の破滅について度々言及されます。

世界が破滅に向かっており、姫は世界を救おうとします。

この世界とは「テイワット」のことだと推測できます。

空の塔の計画はおそらく完成しただろう、世界に残された生命力も集められた。 新たな世界が作り出されたかどうかは分からないが、この世界は確かに破滅した

世界の破滅に関する話は別の本「神霄折戟録」にも書かれています。

壊れた世界を燃やしてやり直す、というのが神霄折戟録で言及されていることです。

世界の真相が明らかになり、二人は離れ離れに

世界の真相が何だったのかは書かれていません。しかし、旅の最後に武士と姫は世界の真相を知り、分かれることになります。

悪意に満ちた皮肉のような世界の真相が明らかになった。分かれ離れになった二人、それでも運命からは逃げられない。

これはまるでダインスレイヴと蛍(空)の過去の話に似ています。

考察:テイワットのループ構造

原神のストーリーや書籍の中で「2つの世界」という概念が時々登場します。

世界が破滅した後に武士が新たな旅を始めます。世界が滅びたのに武士は生きている。

「いっそもう一つの世界も破滅しよう、もしそれが本当に存在するのなら。」

テイワットは過去に何らかの理由により、破滅を免れることができませんでした。

しかし、世界が滅びる前に、天空の神々達が地上の生物の生命力をエネルギー体に変換し保存。

新たなテイワットを作り直し、前の世界で保存していた生命力を使って生物を再生した」ということなのかもしれません。

この循環構造に気づき、ループから抜け出そうとしているのが「アビス教団」であり「ファデュイと氷の女皇」なのだと思われます。

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