原神の魔神任務第3章スメール編のストーリーをわかりやすく解説する記事です。
※この記事にはネタバレが含まれています。魔神任務をプレイしていない方はご注意ください。
スメール編のストーリーまとめ
『博士』と賢者達による新たな神の創造
スメールでは、教令院の「賢者」達とファデュイの執行官「博士」が手を組み、「散兵(スカラマシュ)」を神にする計画が進んでいた。
「散兵」は、雷電影が雷電将軍を作る前に生み出したプロトタイプの人形であり、神の器としての機能を備えていたため、ファデュイが奪った「神の心」を使えば新たな神にできるという理屈だった。
夢境の量産と収穫
スメールには、前代の神である「マハールッカデヴァータ」が作った「アーカーシャ」というシステムがある。アーカーシャはスメールの人々の知恵を統合するために創られた。それだけでなく、人々の夢を力に変える機能が備えられていた。
賢者達はスメールの大人が装着している「アーカーシャ端末」に、人を強制的に眠らせる装置を仕掛け、スメール人に夢を見続けさせて、その夢を無限に収穫することでアーカーシャの出力を上げ、博士が持ってきた「神の心」から力を抽出し「神のコア」を生成した。
旅人達はアーカーシャ端末をつけていたため、夢境の中に囚われてしまい、同じ日を繰り返しているような体験をしたが、草神・クラクサナリデビの助けもあり、夢の持ち主であったニィロウにそれを夢だと気づかせることに成功したため、夢境から脱出することができた。
幽閉された草神
スメールの神「クラクサナリデビ」はスラサタンナ聖処という場所に閉じ込められていた。
500年前の戦争で当時の草神「マハールッカデヴァータ」が姿を消し、賢者達は新たな神として「クラクサナリデビ」を見つけたが、当時のクラクサナリデビは子供程度の知能しかなかったため、失望した賢者達はクラクサナリデビが存在しないも同然と扱い、教令院がスメールを統治する道を選んだ。
クラクサナリデビはアーカーシャと繋がっているため、スラサタンナ聖処に幽閉されていたとしても、人々の夢やアーカーシャ端末をつけた人の意識を通じて世界を見たり、力を行使することができた。
マハールッカデヴァータを失ってから教令院は有意な研究成果を得られず、世界樹の枯渇問題解決に希望を見出だせずにいた。そのタイミングで話をもちかけたのが博士であり、賢者達にとって新たな神の創造は状況を打開する手段だった。
神の知識
散兵を神にする上で、不足していたのが神としての「知恵」だった。
教令院の学者達はパラハァムを使うことで神の知識を得ようとしていたが、人間が神の知識に触れると発狂してしまい、発狂した学者達は教令院から砂漠に追放されていた。
賢者達はそこに目をつけ、狂学者達の脳から知識を抽出し、知識を器に保存しておける「缶詰知識」を使い、神の知識を集めて新たな神に与えることを考えた。
キングデシェレトの真実
スメールの砂漠に住む人々は、かつてスメールを統治していた神「キングデシェレト」が、マハールッカデヴァータに裏切られたと思っており、現代でもキングデシェレトを崇拝していた。
このことは、砂漠の民と雨林に住む人々や教令院との間に軋轢を生んでいた。
しかし、旅人達は砂漠の遺跡で太古の司祭の記憶を見つけた。千年前、キングデシェレトの国が禁忌の知識による疫病の蔓延で窮地に立たされた際、マハールッカデヴァータが力を使って砂漠の民を救ったという事実が明らかになり、砂漠の人々が草神の民を恨む理由がなくなった。
救出作戦
旅人、セノ、アルハイゼン、ディシア、ラフマン、ニィロウ達はクラクサナリデビ(ナヒーダ)を救出する作戦を実行した。
アーカーシャに知識や情報を入力する「ジュニャーナガルバの日」に合わせ、アルハイゼンが旅人を連行したという形で、わざと旅人を監禁室に潜入させ、スメールシティにある大木を通じて意識を閉ざした状態のナヒーダを呼び起こした。
アルハイゼンはアーカーシャに入力予定の缶詰知識をすり替え、衛兵達に「クラクサナリデビが逃げ出した」という嘘の情報を流すことに成功した。そしてスメールシティに潜入していたラフマン達エルマイト旅団員とディシアが衛兵を制圧した。
大賢者アザールは自らの目でスラサタンナ聖処に確認に向かったが、そこにいたのはセノだった。
警備が手薄となったスラサタンナ聖処に旅人が入り、クラクサナリデビを完全に解放した。
マハールッカデヴァータと世界樹とクラクサナリデビ
クラクサナリデビはマハールッカデヴァータが死んだ後に輪廻転生した存在だった。
マハールッカデヴァータは500年前のカーンルイアの災厄で、世界樹を守る使命を担った。
しかしその当時、世界樹は既に「禁忌の知識」に汚染され始めていた。禁忌の知識とは、テイワットの外、アビスの底からもたらされた知識で、テイワット人が禁忌の知識に触れると発狂したり、魔鱗病を発症する。そして、テイワットの防衛機能は様々な手段によって禁忌の知識を排除しようとする。
マハールッカデヴァータはアーカーシャを造り、禁忌の知識を世界樹から取り除くことに成功するが、自らも禁忌の知識に侵蝕されていたことに気づいた。
世界樹にはテイワット全土の記憶が保存されており、世界樹の化身であるマハールッカデヴァータの意識は世界樹とつながっていた。マハールッカデヴァータは世界樹からあらゆる知識を受け取っていたが、汚染された世界樹から禁忌の知識をも受け取ってしまっていた。そのため、マハールッカデヴァータの汚染された記憶が世界樹に記憶されると、再び世界樹も禁忌の知識に汚染されてしまっていた。
禁忌の知識に汚染されたマハールッカデヴァータの存在が世界樹に記録されている限り、マハールッカデヴァータが死んでも世界から禁忌の知識が根絶されない=世界樹は永遠に禁忌の知識に蝕まれ続ける状態になっていた。コレイやドニアザードの魔鱗病が治らないのもこのせいだった。
マハールッカデヴァータは自らを完全に消去するべく、世界樹の枝を折り、それを媒介に自分を輪廻転生させることで、新たな草神がいつか世界樹から禁忌の知識をマハールッカデヴァータごと消してくれるように画策した。「世界が、私をどうか忘れてくれますように」
クラクサナリデビはマハールッカデヴァータの願いを聞き、世界樹から彼女に関する記憶を完全に消し、禁忌の知識を根絶させスメールを救った。そして人々はマハールッカデヴァータのことを忘れた。
博士との交渉
博士は武力でナヒーダに勝てる確信があり、ナヒーダに神の心を渡すようにもちかけた。ナヒーダによると、ファデュイの第3位より上の執行官達は神に匹敵する実力があるという。
ナヒーダは博士に対し、散兵から取り出した「神の心」を破壊して『天理』を呼び覚ますと言った。
そして、ナヒーダは博士に「雷神の神の心」を渡す代価を求めた。博士は様々な年齢の自分を分身のように保存していたが、その分身(断片)を全て消去するよう交渉し、博士はその要求を受け入れた。
さらにナヒーダは、博士からテイワットの秘密に関する知識を受け取る代わりに、「草神の神の心」も博士に差し出した。
明かされた真実
一件落着した後、ナヒーダはアーカーシャの運行を止めることにした。そして教令院の実権をナヒーダ自身が握ることになった。
ナヒーダは、旅人の双子の妹(兄)の情報が世界樹に記録されており、彼女(彼)はテイワットの人間かもしれないと告げる。しかし、旅人には妹(兄)と一緒に『他の世界』からテイワットにやってきた記憶があった。
ナヒーダによると、旅人の妹(兄)は突如としてカーンルイアに現れ、災厄の後にテイワット各国を巡る旅に出たという。そして、彼女(彼)の旅の終わりの記録はぼやけており、何者かによって隠されているという。
また、ナヒーダは旅人のことを「第四降臨者」と呼んだ。降臨者はこの世界に属さない存在のことだという。ナヒーダの推測によると、第一降臨者は『天理』であり、旅人以外の外来的存在は3人いるという。
クリアしたらここは必ず押さえておけ!
第3章を理解する上で押さえておくべきポイント
- 世界樹はテイワット全ての記憶を保存している
- 禁忌の知識はテイワットの外からもたらされた知識である
- 禁忌の知識に侵蝕されてマハールッカデヴァータは死んだ
- クラクサナリデビはマハールッカデヴァータが輪廻転生した存在である
- 旅人達の作戦が成功しクラクサナリデビはスラサタンナ聖処から解放された
- 雷と草、2つの「神の心」は博士の手に渡った
- 神の心を破壊すると『天理』が行動を取る可能性がある
- 博士の分身は消去された(はず)
- ファデュイ執行官第3位以上は神に匹敵する強さがある
- 世界樹からマハールッカデヴァータの記憶を消した事で、テイワットの人々はマハールッカデヴァータを忘れた
- 教令院の実権はクラクサナリデビが握ることになった
- アーカーシャは停止され、スメールの人々は夢を見るようになる
- セノは大マハマトラに復職した
- アルハイゼンは賢者になることを拒否した
- 旅人は「第四降臨者」である
- 第一降臨者は『天理』である
- 旅人の双子の兄妹は、なぜか世界樹に記録がある
コメント