暁月のフィナーレのメインクエストを終えてみて、なんとも変な感想を抱きました。一定の満足感を得られたものの、手放しに大絶賛できる感じではなかった。
新生よりは面白かったけど蒼天や漆黒ほどでなかった。というのが正直な感想です。
面白いアークもありましたが、全体的に冗長に感じられました。
面白かったところでいうと、月にいるうさぎの種族関連の話は面白かったですね。ひたすら月で船や施設を作ってたという。で、ハイデリン星の現状は全然知らなくて情報交換するみたいなエピソードは楽しかったです。うさぎはかなり毒舌なのもキャラクターとして面白かったです。
しかし、ハイデリンと戦うという展開はどうにも腑に落ちなかったです。ファダニエルが憑依したゾディアークと戦うのは納得できますが、ハイデリンは主人公たちの決意を確認するという理由で戦うのがちょっと強引さを感じましたね。「ゾディアークと戦ったから次はハイデリンだ!」というような感じ・・・。討滅戦で対をなすようにしたかったのか。
そして個人的には古代世界に直接行って終末までに何があったか確認するという展開があまり好きではなかったです。漆黒編でエメトセルクと決着をつけたのに、わりとすぐ出てきたみたいな。回想でなら出てきてもいいけど、こういう形でエメトセルクがまた登場するのは・・・。ヒュトロダエウスというキャラクターが一癖も二癖もあって楽しかったですが、古代世界編は長すぎるなとも感じました。情報を詰め込みすぎているという印象でした。この次くらいの拡張で古代世界へ行って真相を・・・という構成だったら普通に受け入れたと思います。
あのあたりは「メインストーリーなげえ・・・」と思い始めてました。ストーリーというよりメインクエストがかなり冗長でかったるいです。
もったいないと思ったのがガレマール帝国のあたりです。本当は普段のガレマールがどんな国なのかを見たかったのですが、廃墟を見るだけで終わりました。
そしてラスボス(終焉を謳うもの)なんですけど、理屈としてはこれを最後の8人バトルにしたというのは理解できますが、紅蓮編の神龍(ゼノス)や漆黒編のハーデス(エメトセルク)と比べると、暁月のフィナーレ全体の物語として考えた時に拍子抜けしてしまいました。その後にゼノスとの戦いがあったのが救いでした。ゼノスとの最後のバトルで、なんというかそれまでの展開が正直どうでもいいと思ってしまった。というか神龍でゼノスが来た時は笑ってしまいました。
要所を噛み砕いていけば、なるほどなと思える物語ではあったしFFらしい壮大さもありましたが、漆黒のヴィランズが良すぎたということなのでしょうか。MMORPGで新生から続くハイデリンとゾディアークの物語をこれだけ描けたら十分と言うこともできますけど。
とりあえず「暁月のフィナーレ」と「Endwalker」というタイトルには納得しました。
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