急に株の話ですみません。
単元未満の株を取引できるLINE証券とSBIネオモバイル証券。どちらが良いのか。
LINE証券の悪い点
- PCからアクセスできない
- スプレッドを取られる
- 指値注文ができない
- NISA口座が使えない
- 出金手数料がかかる
- 取引可能銘柄に限りがある
- 相対取引
SBIネオモバイル証券の悪い点
- 注文を出すと翌日の成行注文になる
- 指値注文ができない
- NISA口座が使えない
- やや使いづらいユーザーインターフェイス
「1株数百円から買える」のカラクリ
数百円から投資できると言われると、安全・安心なイメージを持つかと思いますが、これにはカラクリがあります。
まず、ほとんどの企業は「株主優待」を受けるためには100株以上保有していることを条件としています。つまり、1株では株主優待は受けられません。
また、そもそも数百円投資したところで、その株が30%上がったとしても儲けはたかが知れています。
LINE証券やSBIネオモバイル証券は、100株だと数十万あるいは数百万する株に数千~数万円で手が出せるという点がメリットだと思われます。
「ドルコスト平均法で100株にする」のはそんな簡単な話ではない
SBIネオモバイル証券やLINE証券を使う人の中には、下がっていく中で徐々に買い増ししていって、最終的に100株にして株主優待を受けられるようにすると言っている人がいます。
いわゆるドルコスト平均法、ナンピンですが、そんな簡単な話ではありません。
どこまで下がるのかは誰にも予想できません。過去の最安値をさらに下に抜けたらどうするのでしょうか。あるいは直近の安値までいかずにそのまま上がってきたら、どこで売りますか?
SBIネオモバイルは長期投資向け
SBIネオモバイル証券は先述の通り、成行しかも翌日約定する注文しかできません。
したがって、上がった所で売ろうとしても、翌日窓を開けて一気に下落して、全然儲からなかったという可能性があります。
したがって、何年も保有して、成行で売っても余裕で儲かるレベルの値上がりを待ったほうが良さそうです。
SBIネオモバイル証券は初心者には向いていません。
できれば他のサイトや証券会社でチャートや業績等を見て、それからネオモバ証券で注文を出す方が良いかと思います。
SBIネオモバイル証券を選ぶなら、高配当株に少額投資を長期的に続けて、株価が高騰したら売るというスタンスがおすすめです。
LINE証券はガチ初心者向けだが・・・
LINE証券ですが、注文はリアルタイムの成行注文で、0.05%(夜間は0.5%)のスプレッドを取られます。スプレッドは手数料とほぼ同義です。LINE証券が「取引手数料無料」と書いているのには疑問が残ります。 スプレッドが割合で取られるので、取引金額が増えれば当然スプレッドで取られる手数料も増えます。
また、LINE証券は買付可能な銘柄が限定されているのがデメリットです。
リアルタイムで注文可能なのは良い点ですが、デイトレードには向いているとは言えませんし、長期的な投資をするのであればそこまで気にすべき要素ではないようにも思えます。
そもそも長期投資ならインデックス投資型の投資信託を積立で長年買い付けていった方が良いです。つみたてNISAもありますし。
LINE証券はとりあえずやってみたい人が手を出しやすいですが、本格的にやるならやはりSBI証券等に口座を開設して知識をつけていった方が良いかと思います。
正直、ネオモバイル証券と比べると、「初心者からスプレッドを取るビジネス」といった印象を強く受けてしまうのがLINE証券です。
キャンペーンは充実
逆にLINE証券の良い点としては、利用者を増やすために様々なキャンペーンをやっていたり、株のタイムセールというお得な企画をやったりすることです。
タイムセールでは株を5%とか7%割引で買えるため、翌日に暴落していなければプラスになっているという優れもの。
今後、もっとLINE証券のサービスが良くなれば検討する価値はあると思います。
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