モンスターハンターワイルズなどでPC版のグラフィック設定に「フレーム生成」という項目があることに気づいた人もいるかと思います。

フレームレート爆増!「フレーム生成」
フレーム生成を使うとフレームレート(fps)が爆上がりします。

フレーム生成って何?
フレーム生成は、フレームを描画する過程で次のフレームを予測、中間のフレームを合成して差し込むことで、コマ数を増やして高いフレームレートで滑らかな映像を実現する技術
追加のフレームをGPUが描画するわけではないので負荷が非常に小さい

映像フレームを描画したよ!

次のフレームはだいたいこんな感じやろ!
間に挿し込んだろ!

めっちゃぬるぬる動いてる!!
こんな感じでAI技術を利用して合成された「それっぽい画像」をフレームの間に挿し込むことで、フレームレートが高くなったように見せるものです

デメリット
追加のフレームを合成するために遅延が発生する
正確に描かれたフレームではないため、残像やブレが生じて映像が汚くなることがある
特にフレームレートが低いほどフレーム生成による遅延も増大する

遅延低減技術があると◎
NVIDIA ReflexやAMD Anti-Lagのような遅延を減らせる機能の設定をオンにした方が良いかもしれません。
ゲームにもよるものの、フレーム生成を使うと30ms~50msの遅延が発生すると言われています。
ターン戦闘やストラテジーゲームでは大して気にならないかもしれませんが、アクションゲームだと少し気になる可能性があります。
フレーム生成は使わないほうが良い?
フレームレートをとにかく重視するならフレーム生成機能をオンにするのもアリです。
ただし、一瞬の判断が重要な格ゲー、FPS、MOBA、レースゲームなど、対戦ゲームではオススメしません。
遅延が発生するだけでなく、残像などが生じることで瞬時の判断に影響する可能性があります。
フレーム生成の正確さは年々改善されています。NVIDIAのDLSS 4(RTX 5000世代)ではかなりの精度になっています。
ただし、補間は補間です。デメリットがあることは承知しておくのが良いでしょう。
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