原神のPS5版は雲の表現に「ボリュメトリッククラウド」が使用されていることが海外で話題になっていました。
PS5では雲海が立体的に表現されています。
下のスクリーンショットはPC版の最高画質設定のもの
本当に同じ場所?と思ってしまうかもしれませんが、↑と↓のスクリーンショットは両方共に絶雲の間でほとんど同じ時間帯に撮ったものです。
筆者も、一瞬目を疑ってしまうほどでしたが、実際にPS5とPCで比較したところ、明らかな違いがありました。
ちなみにスマホ版もPC版と同じです。
ボリュメトリッククラウドとは?
ボリュメトリッククラウド(Volumetric Cloud)は、雲が体積を持っているかのように表現するCG技術です。
古いゲームでは、スカイボックスや2Dのテクスチャ、HDRI、キューブマップ、半透明のマテリアル等を駆使して雲を表現してきました。
ボリュメトリッククラウドのような技術は処理が重いため、ゲームで実際に使われ始めたのは比較的最近です。
また、多くのゲームでは雲の上を飛ぶようなゲームプレイがないため、ボリュメトリッククラウドは必要とされませんでした。しかし、原神は絶雲の間などで雲の上を飛びます。
ボリュメトリッククラウドを使用すると、ゲーム内の物理的空間を占める雲を生み出すことができ、さきほどのスクリーンショットのようなリアルで美しい映像を表現できます。
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