原神の世界任務「水仙のアン」の解説です。
「水仙のアン」に登場する純水精霊は全てフォンテーヌの歴史上の人物を再現したものになっています。
一連の物語は非常に複雑で難解なものとなっていますが、フォンテーヌの「水仙十字院」や「水仙十字結社」の歴史を理解することでストーリーの意味も理解できます。
各純水精霊は次の人物を表しています
アンは何者?
世界任務の冒頭で出会う「アン」は、マリアンを名乗る純水精霊の意識によって創られた小さな純水精霊です。その意識を生み出した者こそ純水精霊の「リリス」です。
マリアン・ギヨタンが死亡した際、リリスに意識が統合されたため、アンにはマリアン・ギヨタンの記憶が残っています。
マリアン・ギヨタン
アランの妹。
水仙十字院で育てられた。
マリアンはマレショーセ・ファントムに加わり、水仙十字結社のメンバーを捕らえる任務を与えられ、エリナスの体内で結社の残党と衝突した。死亡したか行方不明となった。
世界任務の最後でマリアンを名乗る純水精霊と出会うが、マリアン本人ではない。
アラン・ギヨタン
マリアンの兄。
水仙十字院→自然哲学学院→マレショーセ・ファントム→フォンテーヌ科学院 という経歴
アラン・ギヨタンの姿は、ヌヴィレットの伝説任務のムービー中に出てきます。
アランはマレショーセ・ファントムに所属していたことがあり、偵察記録型クロックワークマシナリーのプロトタイプである「セイモア」を作りました。
アランはジェイコブやルネと協力していたこともあったが、ジェイコブとルネがエリナス内部で密かに行っていた実験により、友人のカーターが死亡したことで、アランは2人との関係を断絶しました。(※正確にはカーターは死んでいません)
また、アランはフォンテーヌ科学院を設立し、「アルケー」を使った機械を発明するなど、天才的な科学者でした。
モーリィ
イノシシの姿をしたモーリィは、「セイモア」を演じています。
アランによって作られたセイモアは、マリアンを補佐するように設定されています。
セイモアはエリナスでの戦いにおいて、マリアンに同行し、破壊されずに生き延び、長い間機能停止状態にありましたが、メリュジーヌのマメールによって発見されました。
ジェイコブ・インゴルド
ジェックというカエルは、世界任務「古き色合い」に登場するジェイコブです。
ジェイコブは水仙十字院でアランやマリアンと友人になりました。
ジェイコブは生まれつき虚弱体質で、死にかけたことがありましたが、義兄であるルネがアビスの力を利用してジェイコブの命を救いました。その際、ジェイコブは寿命を超越した存在に変わりました。
「水仙十字院」の解散後、ルネと共に秘密結社「水仙十字結社」を設立することになります。
ジェイコブらは「原始胎海の水」をレムリアの遺跡から発見する。
ジェイコブは現代まで生き、エリナスの血を得るため、エリナスの心臓を復活させようとした。
バザル・エルトン
バザル・エルトンは水仙十字院最後の副院長です。また、フォンテーヌ海軍の司令官です。
カーネル・ケイトの「カーネル」とは「大佐」という意味です。
バザルは軍人だったものの、気さくな人物で水仙十字院の孤児たちと親しかったようで、マリアン達の面倒をみたこともあります。
バザル・エルトンは、スポンジアン号に乗ってエリナスやアビスの魔物と戦い、戦死しました。
バジルの頼みを受け、エマニュエル・ギヨタンは、アランとマリアンを養子にしました。
ルネ
「ネイ」は名前だけ登場し、プティ・シュは「ネイお兄ちゃん」と呼んでいます。
ネイは、「ルネ・ド・ペトリコール」という天才的かつ狂気的な科学者のことです。
世界任務の中では、「既に水に溶けた」と説明されます。
ルネはスメールにあるカーンルイアの遺跡を調査し、アビスに関する知識を得ます。ルネは世界が破滅を迎えることを予知します。
ルネは自らを溶かし、リリス院長と融合、「マスター」と呼ばれる純水精霊となりました。その目的は、予言されている災厄を防ぐ、あるいは生き延びるというものでした。
マスター
「悪龍ナルキッソス」と呼ばれているのは、リリスとルネ、さらには水仙十字結社のメンバーが融合した存在「マスター」です。
ルネは人の形を捨てて純水精霊であるリリスと融合したと考えられます。
魔神任務でもヴァシェが原始胎海の水を使って女性を溶かしていましたが、それに似たようなものだと推測できます。
マスターは「キャタピラー」を生み出したり、「終末時計」を製作しました。
マスターは「すべてを溶かす裂け目」に身を投げたとされています。
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