原神のバージョン4.2では様々な情報が明かされました。
その中でも「神の心」に関する情報はこれまでにないほどの規模でした。
神の心は「第三降臨者の遺骨」である
これは魔神任務で明らかにされました。
スカークは、神の心が「第三降臨者の遺骨」だということをヌヴィレットに伝えました。
旅人は第四降臨者です。第一降臨者は天理だと言われています。
「神の心」が作られた理由
ヌヴィレットのキャラクターストーリーで明らかになりました。
神の心は、「天理」と「その後継者」が協力して作ったようです。
その理由は「憤りや憎しみを良しとしない世界を鎮圧し征服するため」となっています。
天理はニーベルンゲンとの戦いで重傷を負い、「この世界本来の秩序を抑圧する力を失った」とされています。
要するに、天理は戦いの傷で能力の一部を失ったため、テイワットを管理するために第三降臨者の遺骨から「神の心」を作り、それを七体の魔神に配ったということになります。
ある時までは天空の島が直接テイワットを統治していましたが、魔神戦争以降で俗世の七執政(七神)を通じた間接的な統治に変わりました。
なぜ神の数が七体だったのかというと、もともと古代のテイワットには龍王が七体おり(七王)、その七王を倒して力を奪ったからです。
テイワットが七神による統治に変えることができたのは、第三降臨者の遺骨を天空の島が手に入れたからなのでしょう。
ちなみに、ヌヴィレットは天理のことを『僭主』と呼びます。僭主という言葉には、「支配者の地位を奪った者」という意味があります。
ファデュイが神の心を集めている理由
神の心が第三降臨者の遺骨であることが明らかになったことで、ファデュイがなぜ神の心を集めているのか、その理由がある程度わかってきました。
まず、神の心が元素力を増幅する力があることから、第三降臨者は元素力に対する高い適正を持っていたと考えられます。
全ての神の心(遺骨)を集めた時、第三降臨者を復活させることができる、あるいは、第三降臨者と同じ力を手にできるのではないかと思います。別の言い方をすれば、ファデュイは全て神の心を使って第三降臨者の力を復活させようと考えている。
氷の女皇と道化は、新しい世界を創ることを目的としており、そのためにはテイワットの法則を完全に破壊し、天理による支配から解放される必要があります。
現状、テイワットに属する存在でいる限り、天理には勝てません。
しかし、テイワット外の存在「第三降臨者」を復活させる、あるいはその力を手にすることができれば、天理に対抗できる可能性が生まれるはずです。
そこで鍵になるのが「光界の元素力」です。これについてはバージョン2.5のイベントで少し触れられているのですが、元素はもともと一つしかなく、それを分解して安定させたものが今のテイワットの元素という話です。
↓このアイテムの名前は「光界の印」です。
「光界の元素力を使いこなす能力」これが第三降臨者の力なのではないかと推測してみます。
降臨者の定義
「降臨者」について新たに明らかになった情報があります。
降臨者はテイワット外から来た者全員を指すのではなく、「一つの世界に匹敵するような強い意志」を持った者を指す言葉のようです。
世界を創ったり、滅ぼしたり、守ったりできるような存在がテイワットにやってくることを『降臨』と呼ぶ。
第三降臨者もそのような存在であり、第四降臨者である旅人もそういった強い意志を持った存在ということになります。
「神の目」を手にすることは・・・
神の目についても明らかになったことがあります。
『七神には自分の支配権の断片を他者に分け与える必要があった』
そして、神の目を受け取った者には使命があるようです。神の目の持ち主が使命を果たすと、七神はその恩恵を得られる。
一方で「神の目を手にすると正しい道を歩むことができなくなる」とされています。
神の目を手にすることは、「己を世界の運命に売り渡すこと」だと書かれています。
ここで「ヘイマルメネー」という名前が登場します。ヘイマルメネーとはギリシャ神話における運命を司る女神です。
原神の中に登場する本「砕夢奇珍」に次のような一文があります。
彼は胸ポケットから透き通る球体を取り出した。
中にはある模様が浮かび上がっている。
「これを手にした人は、いつかこの世から消えていくそうだ」
「ならばいっそこと、今すぐ離れてしまおう。彼女がまだ若いうちに、僕のことを忘れて欲しい」
「なるほど」
彼女は笑みを浮かべた。
「あなたも選ばれた者なのね」
「しかし、選ばれた者が最後どうなるのか、知ってるか?」
少年は焦燥感を滲ませながら尋ねる。
彼女の顔が笑ったかのように見えた、だが答えは返ってこない。
「そろそろ僕も行くよ。これを手にしたからには、なすべきことをなさないとね」
砕夢奇珍に登場する「透き通る球体」は神の目を指していると考えられます。
つまり、神の目を手にすると「いつかこの世から消えていく」ことが本の中で示唆されています。
推測の域を出ないものの、強い願いを持った選ばれし者の運命を掌握するために神の目は存在するのかもしれません。
神はとある理由で、全てを変えられる鍵を手にする代償を、人々に告げなかった。リサはこの「真相」を恐れた。
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