原神のストーリーおいて、「ヌヴィレットの人間への態度とメリュジーヌへの態度に温度差がある」ことに気づいた人もいるかと思います。
また、メリュジーヌもヌヴィレットを常に敬拝し、親しみを持っています。
過去のカロレの事件でヌヴィレットがメリュジーヌを気にかけるようになったのは間違いないですが、それ以前に、ヌヴィレットはメリュジーヌをエリナスからフォンテーヌ廷へ連れてきて、法律を変えるほどのことをしているわけです。
ヌヴィレット直属の部隊である「マレショーセ・ファントム」には多くのメリュジーヌが所属しています。
新世代ヴィシャップ
この理由がVer4.2で追加されたヌヴィレットのストーリーで明らかになりました。
彼は確かにメリュジーヌを自身の眷属であり後継者、すなわち最も優れた新世代の水のヴィシャップだと見なしている。
ヌヴィレットはメリュジーヌを【新世代の水のヴィシャップ】だとみなしている。
さらに「後継者」であるともヌヴィレットは考えています。
ヴィシャップはかつてテイワットが龍に支配されていた時代の龍の眷属です。
水龍≒ヴィシャップ
そして、ゲーム内のアビサルヴィシャップの説明はこうなっています
もう、彼らの群れから水の龍は誕生しない。予言では、新たな水の龍は人の姿で降臨すると言われている…
アビサルヴィシャップ·吞雷
かつての水龍はヴィシャップの中から生まれていた・・・。
ヌヴィレットは「もともと人間には全く興味がなかった」と魔神任務の中で語っています。
しかし、同じ種族であるヴィシャップは別です。
おそらく、ヌヴィレット以前の水龍の眷属はヴィシャップ達です。
エリナスという明らかにテイワット外の生物から生まれてきたメリュジーヌが、ヴィシャップというわけではないと思われます。しかし、ヌヴィレットはメリュジーヌにヴィシャップとの共通点を見出したのでしょう。
99%のプレイヤーが気づかないこと
実は、4.2の魔神任務をクリアすると、アビサルヴィシャップの説明文が変化します。
それがこちら。
ヌヴィレットはヴィシャップを「同族」とみなしています。そして、メリュジーヌは「眷属」となっています。
眷属という言葉には2つの意味があり、一つは「自分の配下の者たち」、もう一つは「血筋がつながっている者」です。
ヌヴィレットにとって、地上において本当に数少ない「同族」と思える存在。それがメリュジーヌだったというわけです。(アビサルヴィシャップは地下に生息しているため)
決定的な「パシーフ」
世界任務に登場する精霊「パシーフ」はメリュジーヌのような見た目のキャラクターですが、目や身体の色はヴィシャップの特徴を持ち合わせています。
パシーフはヴィシャップと意思疎通することができます。
また、「パシーフ」はアルファベットで「Pahsiv」と表記され、逆から読むと「Vishap(ヴィシャップ)」です。
パシーフはメリュジーヌがヴィシャップと同系統の存在である証拠と言えるかもしれません。
メリュジーヌにとっての神
フォンテーヌの人々の信仰は水神に対してのものです。古くはエゲリアに、近代ではフォカロルス(フリーナ)に。
しかし、メリュジーヌは水神の存在は認めていても、そこに強い信仰心はなかったのでしょう。
一方で、メリュジーヌにとっての神のような存在はヌヴィレット(水龍)だったと推測できます。
エリナスの声を聞けるのはマメールだけであり、ほとんどのメリュジーヌはエリナスの声は聞けません。そのため、自分達の居場所をフォンテーヌに作ってくれたヌヴィレットへの信仰が生まれたのでしょう。
だからシグウィンをはじめ、メリュジーヌ達は常にヌヴィレットのことを気にかけます。なぜなら、自分達の神様のような存在だからです。
そしてヌヴィレットも、自分の眷属だとみなしているメリュジーヌを気にかけます。
かつて、水神・エゲリアは自分の眷属の純水精霊のために、罪を犯してまで純水精霊を人に変えたくらいですから、神ですら眷属に対しては明らかに異なる態度を取るのでしょう。
しかし、ヌヴィレットは最高審判官という立場上、メリュジーヌを完全に贔屓することはできません。フォンテーヌにおける公正・公平の原理を崩しかねないためです。
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