原神の空月の歌 バージョン「Luna III」の魔神任務 空月の歌 第五幕と第六幕のストーリー解説です。
虚影の出現
祈月の夜が近づくにつれ「虚影」と呼ばれる、昔の人や物が現世に映し出される現象が起きるようになる。旅人が乗っていた宇宙船の虚影も出現しており、6000年以上前の様子だということがわかる。
旅人達はこれを調査するも、普通の方法では虚影に干渉できないことがわかる。
コロンビーナの消失
月神であるコロンビーナはテイワットから拒絶されており、徐々にその力を失っていたが、ついに身体を維持できなくなり、意識のみになってしまう。
アリスの来訪

クレーの母で魔女会のアリスがナド・クライを訪れる。
アリスは、自身にテイワットの境界の安定を維持する責務があることを明かす。
アリスによると虚影は境界が乱れた時に現れるという。
アリスは、葬火の戦い(天理とニーベルンゲンの戦争)以来、初めて3つの月の力がナドクライに集まっており、虚影が今までより増えている原因だと説明した。
アリスはコロンビーナが月に帰れる祈月の夜まで彼女の意識を持ちこたえさせるようにと旅人達に伝える。
テイワットから拒絶されている「月神」は、テイワットにとって『異端の神』(本来いるはずのない神)であり、世界を不安定にさせかねない要素。
コロンビーナを月に帰すことは、テイワット自体を安定化させる。(アリスや魔女会の目的)
ニコの協力
旅人達は魔女Nことニコ・リヤンと出会う。

ニコは理想の形態を保てている数少ない「天の使い」の一人だった。
ニコはコロンビーナを月に帰すためには偽りの空の障壁を越える必要があり、そのためにはヒュペルボレイア人が残した方法があると話す。
ニコは虚影を使ってヒュペルボレイアの建築物があった時代へ行き、月への転送ゲートを作ることを提案。
コロンビーナの名前
ニコが話しかけた「名前」と「世界」の関係。
「真名」を持たない者は世界にとって記録しづらい非常に曖昧な存在であるため、コロンビーナの本当の名前を探すことで、コロンビーナが消えないように維持する目的がある。
本当の名前があることは、「運命システム」や「世界樹」と結びついてテイワットとの強い繋がりが生まれることを意味する。
旅人達はコロンビーナの名前を探すことに奔走する。
アリス「ここでも『理』が問題になってくるの。彼女たちは、テイワットに存在すべき合理性を失った。」
アリスのこの台詞は、コロンビーナがテイワットに存在できる理由がなくなってきており、その結果、異端の神としてもともとテイワットに拒絶されているコロンビーナが消えてかけている理由だと説明されています。
霜月の子からコロンビーナはクータルとして信仰されていましたが、コロンビーナ自身がそれを拒否。さらに、ファデュイからも抜け出したので執行官としての存在理由もなくなった。コロンビーナはテイワットとの繋がりが次々に失われてしまった状態にあります。
放浪者の来訪
放浪者は「博士」への復讐を果たすべくナドクライにやってきていた。
放浪者は教令院の遊学者という肩書で、ファルカや旅人達と共にアルレッキーノとサンドローネと会い、博士の情報を入手する。
アルレッキーノは氷の女皇に頼み、博士をスネージナヤに呼び戻させていた。
葬火の戦いについて
ニコは葬火の戦いについて語った。

コロンビーナの「本名」
旅人達はヒュペルボレイアを探索したが、コロンビーナの本名を見つけることはできなかった。それどころか本名がない可能性が浮上した。
しかし、アリスはコロンビーナが持っている名前を見つけ出せとは言っていなかった。
旅人、パイモン、アルレッキーノ、ラウマは「コロンビーナ」という名前が思い浮かんだ。
つまり、呼び名とは人々の関係性によって生まれたり、その都度変わったりするものであり、「コロンビーナ」という名前が彼女の姿を思い起こさせるのであれば、それは彼女がその名前を得たことに他ならない。
コロンビーナもそれが自分の名前だと受け入れた。
「月の下で生まれたコロンビーナ」を意味する『コロンビーナ・ハイポセレニア』が彼女の名前となった。
「博士」の謀略
執行官「博士」は、祈月の夜に月へ帰ろうとするコロンビーナを捕獲した。
コロンビーナは博士から逃れるため、自ら月の扉を開けて飛び込んだ。
月の扉はレリルとの戦いの最後に彼を封じ込めた場所で、かつてソリンディスもその中へ飛び込んだ。
博士は虚影を騙して得た知識で「偽物の月」という概念を作り、ヒュペルボレイアの転送ゲートが、霜月ではなく、博士のもとにコロンビーナを送るように仕組んでいた。また、博士は捕らえたコロンビーナの力を使って2つの月髄も手に入れたのだった。
博士は時間を止めることができた→月髄を手に入れたことで時の執政と同じ権能を使いこなせるようになった(=ヒュペルボレイア人から手に入れた知識を活用)
博士は自分の運命を超えて、神にしか成し得ない実験をしようとしているという。
博士が積み重ねた「変数」
テイワットは【定められた運命】が存在する世界であり、降臨者でなければそこから逸脱できない。だからこそ、ドゥリン達が虚影にいくら干渉しようとしてもその結末を変えられなかった。
しかし、本来知るはずもない情報を得たり、普段は思いつかない考えが湧くと、それが「変数」となる。
博士は意図的にその変数を知識として蓄積。
大量の変数は、運命が固定されたテイワットにおいて、【分岐】の可能性を生み出す。
→博士がスメール編まで自身を多数の断片に分けて、様々な時代に配置していたのはこれが理由。過去の自分が世界に変化を与え、後の時代にいる自分が観測する。本来知るはずもない情報(変数)を得られる。
ニコ「同じ時代の虚影の因果に干渉したことで引き起こされた異常事態」
これは博士が、過去を投影したものである虚影の歴史を改ざんすることに成功したという、文字通りの異常事態。
博士は会ったことのない虚影にも影響を与えられるほどの変数を積み重ねた。
放浪者「正確には月そのものを作ったんじゃなく、術式の感知を騙したんだ。」
博士は虚影(ヒュペルボレイア人)を騙して月の知識を全て手に入れます。
ヒュペルボレイア人が作った転送装置(術式)は、その知識をもとに月の位置を参照します。
したがって、ヒュペルボレイア人の知識と全く同じ概念体を作ると、それが本物の月でなくとも、装置にとっては本物の月として認識されてしまい、コロンビーナはそこへ送ってしまうのです。
この概念は複雑なので、また別記事で解説しようと思います。




コメント