PC版の原神の最大フレームレートは60fpsです。毎秒60フレーム以上でプレイすることはできません。
しかし、そんな制限をAMDがぶち破ってくれました。
それが「AMD Fluid Motion Frames」です。

原神を120fpsでプレイする方法
AMDのRX 6000シリーズまたはRX 7000シリーズのグラフィックカードを使用している必要があります。
「AMD Fluid Motion Frames」を使用する
AMD Softwareを開きます。デスクトップ右クリックでリストに表示されるはずです。
[ゲーム]タブから原神を選択します。Genshin Impactと書いてあります。
下へスクロールすると、グラフィックスという項目の中に「AMD Fluid Motion Frames – 手動」というのがあるので、それを有効化します。

垂直同期をオフに
ただし、これではまだ原神のフレームレートは60fpsのままです。
原神のゲーム内にあるグラフィック設定で「垂直同期」を「OFF」にしてください。
また、この機能を動作させるには、フルスクリーンモードで起動しなければなりません。
強制フルスクリーン起動
原神はボーダレスフルスクリーンは可能ですが、本当のフルスクリーンモードでは起動できません。
しかし、裏技があります。
原神のインストールフォルダにある「GenshinImpact.exe」のショートカットを作成します。
そして、リンク先の後ろに「-window-mode exclusive」という一文を付与します。

“と-の間は半角スペースを入れてください。
これで、作成したショートカットから直接起動します。
すると、原神が本当のフルスクリーンモードで強制起動します。
これにより、AMD Fluid Motion Frameが作動し、60fpsを超えたフレームレートでプレイすることが可能になります。
これでも上手くいかないことがあります。おそらく、ウィンドウモードで起動してしまっています。
一度、ランチャーから普通に起動して、設定で解像度の中からフルスクリーンを選んで、ゲームを終了します。
ただし、わずかな遅延が発生する
この方法を使うと、フレームレートは上がりますが、フレーム補完のために20msほどの遅延が生じます。20msは0.02秒です。人間が反応できるのは0.2秒と言われていますが、わずかにラグを感じるかもしれません。
遅延を解消するために「Radeon Anti-Lag」という機能を有効化するのが良いでしょう。
原理について
AMD Fluid Motion Frameは、フレーム補完技術で、どんなゲームでもフレームレートをブーストさせる効果があります。
この技術はゲームプログラム側のフレームレートを向上させているのではなく、ディスプレイとGPU側でフレームレートを向上させているため、実際にはゲームは60fpsで動作していますが、ディスプレイに映る映像は100fpsを超えるようなフレームレートになっているというカラクリです。
これにより、本来60fpsが上限の原神でも、ディスプレイに表示されるフレームレートを上げることで、120fpsでぬるぬる動くように見えるようになります。
崩壊スターレイルでも可能
原神と同じくフレームレートに上限のある「崩壊:スターレイル」でも「AMD Fluid Motion Frames」を使う方法でフレームレートの限界を突破することができます。
ただし、アクションゲームではないため、カメラを動かすことの少なく、ほとんど高フレームレートの恩恵は感じられないと思います。
崩壊スターレイルの場合、ショートカットを作成する強制フルスクリーン起動は不要です。単にAMD Softwareの設定画面で、AMD Fluid Motion Framesを有効化し、垂直同期をオフにしてゲーム内の設定で解像度をフルスクリーンにするだけでOKです。
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