毎年恒例の「芸能人格付けチェック」にヤラセはあるか?
GACKTが71回連続で成功しており、ヤラセを疑う人も多いと思います。
結論から言うと
ヤラセはあるかもしれない
その理由は・・・
プロの奏者ですら高級な楽器かどうか当てられない
フランスで実験
10年前、2012年にフランスのパリで、超一流の演奏者がストラディバリウスやグァルネリを当てられるかどうかという実験が行われました。
ストラディバリウス等のビンテージもののバイオリンと最近作られたバイオリンが複数台用意され、一流奏者はサングラスをつけてバイオリンの見た目がわからないようにし、様々なテストが行われました。
そして、高級なビンテージバイオリンよりも、最近作られたバイオリンの方が高く評価されるという結果になりました。
また、一流奏者がビンテージバイオリンを当てられるかという実験では、約半分が新しい楽器を選んでしまい、正解できませんでした。
その様子はYouTubeで公開されています。
つまり、この実験では、超一流のヴァイオリニストですらストラディバリウスを当てることは非常に難しいという結果になりました。
また、演奏者ではない一般の聴衆に対しても実験が行われ、約80%の聴衆は新しい楽器の方が音色が良かったと答えました。
したがって「音が良いからこっちがビンテージ楽器だ」と答えるのは、ヴァイオリニストですらない人間にはほぼ不可能であると言えます。
この実験ではバイオリン奏者は実際に楽器を弾いて比較していますが、それでも当てるのが難しかったようです。
超高級な楽器の音色をプロでも当てられない理由としては、最新の技術で作られた楽器は非常に精巧であり、ビンテージ楽器と遜色ない音色が出せるということや、作られてから300年もの歳月が経った楽器は経年劣化によってベストな時期ほどの音色が出ないこと等が挙げられます。
2023年の格付けチェックにて・・・
2023年の芸能人格付けチェックでは、総額70億円のビンテージ品の弦楽器と総額600万円の弦楽器が用意され、演奏を聴いてAかBどちらか当てるというクイズが出されました。
GACKTはこれに正解し、「絶対に間違えようがない」と言っていましたが、パリでの実験の結果を踏まえれば、むしろ「正解する方が圧倒的に難しい問題」です。
AかBの二択なので、運で正解できる可能性もありますが、かなり怪しい返答だったように感じられます。
演出のためにヤラセをするにしても、弦楽器の問題は外しておいた方が信憑性は高くなったかもしれませんね・・・。
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