原神のバージョン4.2イベント「トルクシーの不思議な冒険」のストーリーで、ジュリア・ドストレが幻想の話をします。その物語は、水妖王国にまつわるものです。
この水妖王国の話ですが、半分は単なる童話で、もう半分は原神の今後の重要なストーリーの示唆になっているのではないかと推測できます。
原神のストーリーによく似た「水妖王国」の物語
水妖王国はカーンルイアまたは天空の王国のどちらかの比喩だと思われます。
水妖王国は、巡礼日に魔物に襲われ、国王が殺され、水妖は捉えられてしまいました。
水妖王国には「王子」がいたようで、イベントのストーリーではこれがトルクシーということになっていますが、もし原神のストーリーに当てはめるのなら、王子は旅人である可能性が高いです。
物語には「新たな王様が降臨する」という話も出てきており、これも旅人がスカラマシュから魔神任務で聞いた話と共通しています。
王国が魔物から襲撃されてから…
仮面を被る謎の人物に保護されて、王子はなんとか逃げ出したが、王子は全てを失った。
“仮面を被る謎の人物“

“全てを失った“

すなわち、仮に王国をカーンルイアだとするなら、旅人はダインスレイヴの手を借りてなんとか脱出したが、その後、文字通り全てを失ってしまった。双子も、力も。
水妖王国の物語は、原神の旅人にまつわるストーリーによく似ています。
将来のストーリー
イベントストーリーの後半で語られる水妖王国の物語は、原神の将来のストーリーを示唆しているのかもしれません。
幾多の困難を乗り越えて、王子と勇者たちはようやく水妖王国の入り口にたどり着いた
原神の魔神任務は、足跡PVで今後の話も軽く触れられていますが、ナタに行ってからスネージナヤに行き、その後カーンルイアに行くものと思われます。
水妖王国をカーンルイアとするなら、カーンルイアの入り口に到達するということです。そこにはパイモンだけでなく、ダインスレイヴ、他の仲間もいるのかもしれません。

パイモンが正体を明かす
そこで、仲間の妖精パイモンが、みんなに本当の正体――女神――であることを明かした。
つまり、これまでガイドとして旅人と共に冒険をしてきたパイモンは、カーンルイア(または天空の王国)の入り口でその正体を明かすことになる可能性があります。
メリュジーヌのマメールの話から察するに、パイモンは天上の神々と関係があります。
水妖王国の物語の中でパイモンを女神だとしたのは遠からずだと思います。
女神パイモンは王子に七色の栄光を授ける。
七色の栄光が何なのかですが、元素と同じ数になっており、ゲーム冒頭では旅人の服の一部が白く光っていますが、旅人が失った能力である七つ全ての元素力を同時に扱える力、そこに関係してきそうです。
カーンルイアに入る時には七国を全て訪れたことになるので、旅人は七元素全てを扱えるようになっているはずです。トルクシーの剣や盾が虹色なのも、全ての元素力を扱えるようになった旅人を表しているのではないでしょうか。
「王冠」という話も出てくるのですが、この王冠は旅人が王ではなくテイワットの「神の座」に着くことを示唆するのではないかと思います。それが何らかの勢力によって妨害される。ファデュイなのかアビス教団なのかはわかりませんが。
物語では最終的に仲間たちの助けによって王国を取り戻すことになります。
もしかしたら、カーンルイアではなく天空の王国を指しているのかもしれませんが、王国は旅人と仲間たちによって取り戻されるのでしょう。
まとめると
水妖王国の話は、奇妙なほど原神のストーリーと類似点があります。
特に「仮面の謎の人物」のあたりは意図的としか思えません。
そしてパイモンが正体を明かすという展開も。
数年後、「トルクシーの不思議な冒険」が思い出されるのか、それとも全然関係なくてただのおとぎ話だったのかは定かではありません。
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