【原神】「隊長」の死と最期。どういうこと?魔神任務かんたん解説【考察】

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原神

ファデュイ執行官「隊長」のラストについてわかりやすく解説します。

1.隊長は呪いにより不死

隊長(カピターノ)は、500年前のカーンルイアの災厄でロノヴァからかけられた呪いによって不死の体となっています。

2.炎神シュバランケと死の執政ロノヴァの契約

初代炎神シュバランケは、ナタの未来をアビスから救うため、ロノヴァと契約し、「反魂の詩」や「聖火」さらには「ナタの人間が神になる」というルールを作りました。

また、「炎神が命を代償にロノヴァが与えた力を使える」という契約も結びました。

3.マーヴィカによる力の行使とその代償

マーヴィカはナタにアビスが侵攻した際、ロノヴァの契約を発動し、魔神ハボリムの力を得てアビスを退けました。

また、夜神の国の最深部でグーシィ・トースと戦った際もロノヴァから与えられた力を行使しています。

この契約履行により、マーヴィカはロノヴァに死を捧げなければならなくなりました。

4.隊長の目的

隊長はナタの特殊な地脈(夜神の国)の性質を利用することで、自身の改造された心臓に宿している戦友の魂をあるべき場所に還したいと考えていました。

我々の世界の感覚でいうと「あの世に行けなくて彷徨っている幽霊をあの世に返してあげたい」という感じです。

しかし、ナタの地脈のルールではナタ人の魂しか受け入れることができなくなっていました。

隊長は夜神と交渉し、自分がマーヴィカの代わりに死を捧げ、ルールを変えてもらい、夜神に取り込まれることでその目的を果たそうとしていました。

テイワットにおける「魂」

魔神任務第5章5幕で、旅人、シトラリ、シロネンはナタの地上を彷徨う多数の魂に遭遇します。

テイワットでは生命体の肉体が死を迎えると、魂が肉体を離れます。通常、その魂はそのまま地脈に還ります。

アランナラがスメールの世界任務で「過去と未来はすべてサルバで出会うから」と言っていました。

アランマ:
たとえ別れの日が来ても、またサルバで会える。

サルバ=地脈

すなわち、テイワットの生き物は死んだら地脈に還り、そこで魂は再会します。要は「あの世」みたいなものです。

だからマーヴィカと旅人は夜神の国の最深部で様々な死者の魂に出会いました。

しかし、魂が地脈に還れずに地上をさまよい続けると、いずれ消えてしまい、地脈に還れません。それどころか、アビスによって侵蝕されてしまうことすらあります。地脈に還れない魂は様々な問題を引き起こします。

八重神子の伝説任務では「百鬼夜行」が行われましたが、その目的は「地脈から溢れ出た妖をあるべき場所へと帰す」ことでした。

そうです。テイワットのどんな国でも、地脈から魂が溢れ出てきてしまったら、それをまた地脈に戻さなければならないのです。

ナタでは過去の大戦で地脈が酷く損傷し、夜神によって欠片が繋ぎ合わされて修復されましたが、他の国よりも弱っていました。

5.ロノヴァの妥協

隊長はロノヴァにかけられた不死の呪いにより、「命を捧げても死なない」という状態になっていました。

これはテイワットの自然法則に反しており、ロノヴァが決めた命を代償とする契約のルールを揺るがしかねないものでした。

隊長はロノヴァに「不死の呪いを解くか」「ルールを破るか」の二択を迫ります。

おそらく、不死の呪いは天理の命令によってカーンルイア人にかけられたものであり、天理の許可なしでは解くことはできません。その天理は行方不明となっています。

ロノヴァは「不死の呪いは解けない」と言い、その代わりに生きたままの隊長の肉体から魂を解放することを許しました。

肉体を離れた隊長の魂は夜神と一体化し、夜神は不死の力を得て、隊長との約束で夜神の国が他の国の魂を受け入れられるように変えました。

テイワットの自然法則では、肉体的に死んだ者の魂しか地脈に帰ることはできません。

しかし、ロノヴァは不死である隊長の魂が、生きたままの肉体を離れることを許したのでした。

これはロノヴァにとっては妥協でした。

隊長と夜神の契約は、隊長の魂が肉体を離れた後、夜神に取り込まれることで夜神は不死の力を得て、ナタの地脈が強固なものになる。その代わり、夜神の国のルールを変えてもらい、ナタ人以外の魂を受け入れて貰えるようにする。

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