まるで投機バブル!ポケモンカードに転売ヤー殺到!根本的対策をしないわけ

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世はまさにポケモンカード転売時代。

ポケモンカードの新しい拡張パックが出るやいなや、カードコレクターやプレイヤーだけでなく、転売屋まで列になって争奪戦を繰り広げているようです。中にはどう考えてもポケモンカードやらなそうな外国人もちらほら。

トレーダーや投資家の人はこう思ったかもしれません。「投機バブル」のようだと。

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新拡張パック「スノーハザード」「クレイバースト」が本日14日発売するも、様々な騒動を呼んでいます。

ゲーム機転売との性質の違い

少し前まで、「ニンテンドースイッチ」や「プレイステーション5」の転売が盛んに行われてきました。

ゲーム機の転売は、コロナ禍でゲーム需要が増えた一方で、半導体不足で製品の供給が追いつかなくなってしまったため、単純に品薄となって転売が横行しました。

一方、ポケモンカードはゲーム機の転売とは性質が異なっており、カードが「高く売れる」という認識がユーチューバー等を通して広まったため、単純な転売だけでなく、投機的な目的で購入する人が増えたのが原因です。

要するに、ゲーム機の転売では「実需」のみだったのに対して、ポケモンカードの転売は実需だけでなく「投機」もかなり多く含まれているのが特徴です。

高額な値段でも特定のカードを買いたいコレクターがおり、その人達に売るためにカードを手に入れたいという転売屋もいる状況です。

カード単品だけでなくパックの状態でもかなりの高値で売れますから、リスクが低い投機対象だといえます。そういったものには当然転売屋は集まります。これはゲームやカードに限った話ではありません。

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バブルは必ず崩壊する

投機目的で買う人がいると、値段が吊り上がります。その結果、バブル状態となり、どこかで弾けます。ビットコインのような仮想通貨で起きた事と同じです。リーマンショック前の住宅バブルでも起こりました。

人間は値段が高い時に買ってしまい、安くなった時には買わないor売ってしまう

投資の世界では当たり前のように知られていることです。

ビットコインが30万円の時には大して話題になっていなかったのに、200万円になったら一気に話題になって、それまで興味がなかった人も買い出す。そして40万円まで暴落しました・・・。

ポケモンカードの現状は、メルカリやヤフオクで転売価格でも買ってしまう、典型的なバブル状態だと言えます。

人がわっと殺到すると価格が高騰し、賢い人達はそこで売り抜け、その後価格は暴落します。

なぜなら、実需と価格のバランスが取れなくなるからです。ポケモンカードにおける実需というのは、ポケモンカードで遊びたい人達や、ポケモンカードを純粋にコレクションしている人達のことです。

これがバブル相場の典型的な値段変動です

ポケモンカードはまだ登っている段階だと思います。

Meanという点線がありますが、それが本来の価値です。

紙切れに価値を持たせること

なんの興味もない人からすれば、ポケモンカードはただの紙切れです。本質的には紙幣も同じです。

しかし、「それに大きな価値がある」と大衆に思わせることで、こういったバブルは始まります。もともと「価値がある」と皆が思っているものではバブルは滅多に起こりません。

ポケモンカードに過大な価値を感じさせるような「扇動」に思い当たる節はありませんか?

かつて「チューリップバブル」というものがありました。チューリップの球根1個と土地を交換したなどということも起きた狂ったバブルです。

バブルの状況では多くの人は冷静ではいられません。自分が熱狂していることにも気づけません。そこで冷静にいられる人が最終的に富を手にします。

カードは買い占められてもゲーム機ほど問題がない

メーカーはカードの大量生産を躊躇います。

先述したゲーム機の場合、転売屋が買い占めてしまうと、エンドユーザーに行き届かなくなります。それはカードゲームとは比較にならないほど甚大な被害です。

ゲームソフトはハードがないと遊べないですから、買い占めが横行すると、ゲームソフトの売り上げに影響し、サードパーティのゲーム開発会社が大損害を受けてしまいます。そのため、急いで増産体制を整え、出荷数を増やす努力が行われます。

一方、カードゲームの場合、転売目的であれ、出荷した分が全て売れるようならメーカーはウハウハです。

確かにカードを遊びたい人は困りますが、それによって他の企業に悪影響があるわけではありません。

ブーム終焉を恐れるメーカー

もしここで一気にカードを増産してしまうとどうなるか。

まず、販売されているカード全体の価値が下がります。価格は需要と供給によって決まるので、供給量が増えれば価値は下がります。

そして次に、転売屋が減ります。高値で売れなくなり、旨味がなくなるからです。同時に話題性も下がります。高く売れるから注目しているという人がごっそり消えるためです。

最後に、カードのパックが売れ残ります。店頭在庫があるのは良いことですが、メーカーからすると大量に出荷したせいで売れ残ってしまったという状況は怖いものです。

今は様子を見ながら少しずつ増産すると思いますが、メーカーには「ブームを終わらせたくない」という考えがあるので、転売屋がそっぽを向くほど大量に出荷することはないと思います。先述のように、カードの場合、買い占められても他に迷惑をかける会社はありません。

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不正商品には注意

最初に外国人が購入列に並んでいたということに触れましたが、そういう時は得てして不正な商品が出回ります。

拡張パックの中から貴重なレアカードを抜いて、別のカードに差し替えてメルカリに流すとか、偽物だとか、そういうことが起こる可能性があります。

転売そのものへの法的な整備は必要

既にダフ屋は違法となっています。

そろそろ国が介入すべきタイミングが来ていると思います。

例えば、新品を発売日から3ヶ月以内にインターネットで転売する場合、利益の30%の税金を取るとか。

ちなみにPCやゲーム機の転売が違法になった国もあります。

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