ナヒーダの伝説任務「知恵の主の章 第二幕」の解説・考察です。
草龍「アペプ」は何者か
アペプは天理がテイワットに到来するよりも前にスメールを支配していた龍です。
はるか昔の「旧世界」と呼ばれる時代では、龍とヴィシャップが世界を支配していました。
しかし、「原初のあの方」と呼ばれる存在がテイワットの外から到来し、七体いた龍王全てを倒し、世界を支配するようになりました。
天上から永遠の王座が訪れた時、世界は生まれ変わった。真の王である原初のあの方は、旧世界の主である七名の恐怖の王と戦いを繰り広げた。その恐怖の王とは、龍のことである。
白夜国館蔵
アペプはそういった龍王の臣下の龍だと考えられます。
ウェネトの先祖や、オロバシも旧世界を支配していた龍だった可能性があります。璃月の伝説に登場する「螭」も龍の一種です。なお、トワリンは2000年前に誕生しているため、アペプのような古代の龍ではありません。
アペプがナヒーダを敵視している理由
ナヒーダを神としているのは天理です。つまり、アペプからすれば、ナヒーダは天理側の存在です。アペプたち龍の一族は天理に世界を奪われたわけですから、ナヒーダを味方とは思えないでしょう。
秘境で戦ったのはアペプではない
秘境で戦ったのは「アペプのオアシス守護者」です。アペプのオアシスを守っていました。アペプ本体は巨大な龍です。
釘により雨林が砂漠に
かつてスメールは自然が豊かな場所で砂漠はなかったようです。
しかし、天理が放った「釘」の力によって砂漠と化してしまいました。釘は「テイワットの亀裂を修復するため」に落とされたようです。
アペプは砂漠の環境に対応したため、褐色の体に変化しました。
層岩巨淵の地下には釘がありますが、層岩巨淵にある「黒泥」は、禁忌の知識が釘の力によって変化したものであることがわかりました。
アペプを救わなければならなかった理由
ナヒーダは当初、アペプの状況を忘れていました。
アペプに関することは、本来はマハールッカデヴァータの記憶であり、500年間スラサタンナ聖処に幽閉されていたナヒーダはそのことを知らなかった可能性が高いです。
元素生命のキノコンから話を聞いた途端、突如としてナヒーダはアペプのことを思い出しました。おそらく、世界樹がナヒーダの記憶を補完したのだと推測できます。ナヒーダは「どうして忘れてしまっていたのかしら」と言っています。
アペプが限界を迎えた場合、大量の元素力が全て外部に放出され、高濃度の草元素で雨林が過度に成長し、スメールで生き物が住めなくなる可能性があったため、アペプを助ける必要がありました。
アペプが禁忌の知識に汚染された理由
かつて「龍王・ニーベルンゲン」は、天理を倒して奪われた世界を取り戻すため、世界の外から「禁忌の知識」を得ようとしました。
ニーベルンゲンは禁忌の知識を使って天理に戦いを挑み、テイワットは危うく世界全体が崩壊しかけるほど甚大な被害を受けました。
アペプはニーベルンゲンが死んだ後も、天理に勝てる唯一の力だとして、禁忌の知識を得ようとしましたが、天からの「釘」によって止められました。
キングデシェレトの禁忌の知識を吸収
アペプは、キングデシェレトが花神の助けを借りて禁忌の知識を得たことを知り、キングデシェレトが死んだら全ての知識を渡す条件と引き換えに、スメールに国を築くことを許可しました。
キングデシェレトは王国が禁忌の知識に汚染されるのを止めるため、自らの命を捧げています。アペプは約束通り、キングデシェレトを飲み込みました。
アペプはキングデシェレトから受け取った禁忌の知識を分析する暇もなく、逆に汚染されてしまい、力が尽きてしまいました。しかし、その後旅人とナヒーダが世界樹から禁忌の知識を取り除いたため、アペプを蝕んでいた禁忌の知識も除去されました。
しかし、長く禁忌の知識に蝕まれたため、アペプは力をほとんど失い危険な状態にありました。
火種
火種はマハールッカデヴァータと元素生命の一族が一緒に作った。濃度の極めて高い元素力を小さな塊に凝縮させたもの。火種を使うことでアペプのオアシスの心を活性化させることができる。
伝説任務の中では、途中で火種が失われてしまったため、元素生命達が自らを犠牲にしてオアシスの心を活性化させた。
喋るキノコンについて
喋るキノコンたちは古代からテイワットに存在する元素生物で、環境に応じて姿を変えてきた。今のスメールに最も適していると判断してキノコンになった模様。
ナヒーダによると、体表の下にキノコンのような生態構造がなかった。
ちなみに、元素生命はスライムは無相シリーズ、フライム、純粋精霊など。キノコンは魔物という扱い。
コメント