【原神歴史解説】塵の魔神『帰終(ハーゲントゥス)』

原神

原神の歴史上の魔神「帰終(きしゅう)」を解説。

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歴史

帰終(魔神名:ハーゲントゥス)は魔神戦争より前に生まれたちりの魔神。

文明を築き、農業を教えるなどして人間達を導いていた。

武器「浮世の錠」のストーリーによると、帰終は「ぶかぶかな着物を着ていた」という。

モラクスとの出会い

魔神戦争以前の時代のある時、モラクス(鐘離)は瑠璃百合が咲き乱れる野原で帰終と出会う。

帰終は鐘離と契約を結ぶ前に「盟約の印」を挑戦状として渡した。

武器「浮世の錠」は帰終がモラクスに渡した印である。

印は「石錠」であり、帰終の全ての知恵を閉じ込めたという。鐘離は錠を解こうとしたが、何年経っても解くことができなかった。

帰離集の統治

帰終は人間の脆さと弱さを理解していた。その一方で、「(人間を)少し導いてあげるだけで、比類のない力を発揮できる」とも考えていた。

帰終は、モラクスの力と自分の頭脳を合わせれば、街を素晴らしい場所にできると考え、同盟を結んだ。

鐘離と帰終、二柱の魔神は人々を集めて「帰離集」という集落を作り、竈の魔神「マルコシアス」(現在のグゥオパァー)と共に統治した。

3700年以上前、帰離原には大規模な街があったが、現在は廃墟となっている

知で教え、徳で約束し、骨を固く、心を一つ

帰終の忠告 四戒

学者のソラヤーは帰終も彼女の民を愛していたのだろうと推測した。

民に知恵を持ってほしい、道徳で自分たちを約束してほしい、体が強くあってほしい、そして心を一つに、故郷の「帰離集」を守ってほしかったんだね…

ソラヤー

機械の研究と発明

帰終は機械やからくりに興味を持っており、自らからくりを発明をすることを好んだ。

また、「遺跡機械」を集めて洞天内に保管し、カーンルイアの技術を研究していた。秘境「雲霞征浪記」がその洞天である。

帰終は魔物や侵略者から街を守るため、仙人達と共に天衡山に「帰終機」と呼ばれる弩砲を設置した。

帰終機は自動で敵を攻撃する砲台

からくりの制作が好きな留雲借風真君とは言い争いになることが多かったようで、どちらかの仕掛け術が優れているか、岩王帝君(鐘離)を宴に招いて判断してもらった。

琥牢山にあるテーブルと椅子がその名残。帰終の席は北側。

洗塵の鈴

魔神任務第1章で送仙儀式のために鐘離から頼まれた「洗塵の鈴」は帰終が作ったもの。洗塵の鈴はからくりによって自ら音を奏でて作曲もできる帰終の自信作だった。

帰終と歌塵浪市真君(ピンばあや)は音楽に対する考えで対立した。

歌塵浪市真君はからくりが自発的に音楽を作ることはないと考えたが、帰終はからくりが作曲家に取って代わらずともその質はそこらの作品と変わらないと考えていた。

2人の対立を見かねて、留雲借風真君は鐘離を呼んだ。鐘離は帰終が作った洗塵の鈴を持って行き、様々な儀式で使用した。

帰終と歌塵浪市真君は山に集い、音楽や仕掛け術、人間社会のことなどを議論するようになった。

帰終の最期

天理がテイワットの法則を変え、魔神戦争が勃発した。

魔神戦争の間、帰終と仙人達は帰離集を他の魔神達から守ろうとしたが、その戦いで帰終は犠牲となり神骸と化した。最後、帰終は寂しそうに笑うと、盟約の印である錠の事を忘れるよう、鐘離に告げた。

やっぱり、あなたとは共に歩めそうにないわ。錠前の事は、忘れて

帰終

あたり一面に咲いていた瑠璃百合も帰離原からは姿を消した。

帰離集の消滅

戦争が原因で発生した大洪水により、荻花洲と帰離原は水没し、人が住める土地でなくなった。

鐘離や仙人、マルコシアスらは力を合わせて帰離集の人々を南に避難させた。人々の避難先は後に「璃月港」となる。

帰離集の人々が仙人と共に避難する様子

ピンばあや

歌塵浪市真君は鐘離に頼み、「洗塵の鈴」を譲ってもらった。その際、鐘離は「今後誰かがこの鈴を借りに来たら、必ず渡してほしい」と告げた。

余談:逝去した仙人について

鳴海栖霞真君

鳴海栖霞真君(なるみせいかしんくん)は、かつて璃月にいた仙人。鳥の姿をしていたと思われる。

鳴海栖霞真君は気さくで心が広い仙人だったようで、理水畳山真君と親しかった。

鳴海栖霞真君は宝を探すのが得意で、洞天を作り、その中に珍しい宝を陳列していた。洞天の中には鳴霞浮上石も保管していた。

鳴海栖霞真君は「太威儀盤」の製作者であり、魔物を封じるため人間の術師に譲った。

移霄導天真君

移霄導天真君(いしょうどうてんしんくん)は、かつて璃月にいた仙人であり、魔神戦争中に逝去した。

バージョン1.3の海灯祭では移霄導天真君を模した明霄の灯が作られた。

魔神戦争において、とある魔神が天衡山を切り崩した際、ふもとの村の人々を救うため、友人に自身の角を切り落とさせて山を支える楔とした。ピンばあやによると、移霄導天真君は角を切り落とした際の出血で命が尽きたか、あるいは死ぬまで戦い続けたとされる。

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