PS4用ソフト「龍が如く7」をクリアしたので感想と評価です。
6までとは主人公もゲームシステムを異なる野心的な一作です。
主人公はこれまでの桐生一馬から春日一番に代わりました。
一番は陽気なキャラクターで様々な出来事に対する主人公の反応が桐生とは異なるので新鮮さがありました。
また、今作ではパーティメンバーの概念があり、1人ではなく仲間たちと行動するという点も今までの龍が如くとは一線を画する要素です。
この点は非常に良かったと思います。
単に新しい場所に行くだけでなく、仲間の反応も楽しめました。
また、ストーリーが進むにつれて仲間の絆も強くなっていき、メンバーも増えて、龍が如く7の世界にのめり込むことができました。
全力でふざけているサブストーリーや小ネタが面白かったです。
メインストーリーは龍が如く0にも匹敵するくらいよく出来ていました。
中盤が少しごちゃごちゃしていますが、敵が仲間になり、実際にパーティメンバーとして一緒に戦うというのは今までの龍が如くにはなかった展開です。
ターン制になった戦闘システム
そしてなんといってもゲームシステムがアクションアドベンチャーからRPGに変わったということ。これは賛否両論あるでしょう。
RPGシステムによってアイテムや食事の価値が高まったという点や、複数のキャラクターを操作できることの楽しさ、極技をじっくり見られるという良さがありました。
「それで攻撃するのかよ」とツッコミたくなる技がいくつもあって楽しかったです。例えば料理人だと相手に胡椒をかけて攻撃したり・・・。
ドラクエさながらの転職システムもこれまでの龍が如くにはない面白さがありました。
一方で、RPGになったことでフラストレーションになる点もありました。
これまでのシリーズの場合、アクションで敵をボコボコにできるという意味で爽快感がありましたが、龍が如く7ではターンを待たないといけないので、敵がわんさか出てくると面倒に感じました。
また、一部の敵があまりにも硬く、倒すのに時間ばかりかかるというのはあまり好きではありませんでした。
システム面ではお金を稼ぐのが大変でした。
会社経営をやれば大金が手に入るのですが、システムが一本調子なので割とめんどくさい。
龍が如く7はシステムも主人公も一新した挑戦的なゲームでしたが、プレイヤーを失望させない出来になっていました。
龍が如くの爽快感を求める人には少し物足りないかと思いますが、龍が如くのストーリーを楽しみたい人とっては素晴らしいゲームです。
個人的には、もし次回作を作るならアクションにしてほしいという思いと、RPGの龍が如くもまた見てみたいという思いが両方あります。
ところで、今作でもカラオケがあるのですが、上坂すみれさんが歌っている「harukaze」という曲がめちゃくちゃ良かったです。
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