原神の歴史上の魔神「帰終(ハーゲントゥス)」は、ファデュイ執行官「傀儡(サンドローネ)」と同一人物ではないかという憶測が飛び交っています。
帰終(左)、傀儡(右)。髪色、髪型、瞳の色、顔全体の雰囲気がよく似ています。全く同じではないですが、似ていると言えます。


帰終と傀儡が関係ある可能性は高い
帰終と傀儡が関係あると言える理由があります。
まず帰終はからくりの研究や開発をしていた過去があり、遺跡守衛等の機械を洞天の中に集めていました。璃月にある秘境がその洞天で、秘境に挑戦すると遺跡守衛が出現します。

そして、ファトゥス「傀儡」は、遺跡機械っぽいモノの手の上に乗っています。
タルタリヤや放浪者のボイスによると、傀儡は研究に没頭していることがわかり、その点も帰終と共通点となっています。
研究に没頭している人らしい。ということは、あれらの機械も彼女と何か関係があるんだろうか。
タルタリヤのボイス
彼女は自分の研究以外には興味がないんだ。性格だって、極めて酷いものさ。だけどそこまで極端に振る舞って、でき上がったのは大量の廃品のみ。僕が執行官だった時も、僕より一位下だった。実に哀れだね。
放浪者のボイス

体格が違う理由
しかし、帰終と傀儡では体格が違います。海灯祭のムービーの帰終は小柄だとしても、ファトゥス傀儡ほど小さくありません。2人の身長は異なります。
なぜか?
「傀儡の肉体は新たに作られたもの」だからです。
帰終は傀儡として復活した?
帰終は魔神戦争中に死にました。では、誰かによって蘇生させられたのか?果たしてそんなことが可能なのか?という疑問がわくと思います。

留雲借風真君によると、仙人達がかけつけた時には帰終の「神骸」だけが残っていた状態だったようです。
映像では、夜叉達が何かを封印しているような描写があります。おそらくこれは「魔神の残骸」だと思われます。

かつて稲妻に「オロバシ(海祇大御神)」という神がいましたが、影によって倒されています。オロバシは死んだ後もその魂が「祟り神」として稲妻の地に災いを引き起こしました。そのため、雷電将軍はヤシオリ島に灯籠を設置して、祟り神を鎮めました。
このように、テイワットの神は死んだらそれですぐに終わりというわけではなく、魂のような形で影響を与えることがあるようです。モンドの「アンドリアス」がその例です。また、影は肉体がなくても一心浄土の中で生きた状態を保っています。
したがって、帰終の神骸が璃月の地に災いをもたらさないように、鐘離や仙人達はそれを封印したのだと推測できます。
過去に復活した神がいる
テイワットには一度死んだにも関わらず、生き返った神がいます。
それは、影(雷電将軍)です。

ゲーム内の書物「研澄真影打ち珍説」に次のような一文があります。
彼女は自ら命を絶ち、姉が「天上の京」へと赴き、稲妻を泰平するのを後押ししたのだ。そうして、「眞」将軍は幕府を開き、稲妻を治めることとなる。旧情を想った鳴神権現は、「影」の神識を呼び戻し、身体を作り直すと「影武者」として彼女を御側付きとして置いた。
研澄真影打ち珍説
魔神戦争の最後に影は自ら命を断ったものの、鳴神権現によって身体が再構成されて復活しているのです。神識というのは「神の意識」のことで、それを呼び戻すことが可能であることがこの書物から判明しています。
「研澄真影打ち珍説」はファンタジー小説であるため、書かれている内容が真実ではない可能性もあります。しかし、この本は禁書に指定されていたようで、真実が書かれていてもおかしくありません。
道化や博士の手によって?
帰終の肉体は消滅していたものの、神識だけ封印された状態で残っていたのであれば、道化や博士がそれを使って帰終の魂に新しい肉体を与えて復活させた可能性があります。
タルタリヤの伝説任務に遺跡守衛の研究所が出てきますが、それは博士が作らせたものです。そして、その場所は璃月。帰終が生前に研究していた遺跡機械に関する知識を、博士が傀儡から得ていてもおかしくありません。
博士は仲間になった「スカラマシュ」を研究することで「人形」を作るための技術の基礎を得ました。それを使えば、かつて影が蘇ったように、帰終の神識を人形の中に入れて復活させることはできるのかもしれません。
ただし、博士は断片を作るのは非常に手間がかかると言っており、一度も見たことがない過去の魔神である帰終の肉体を完全に再現するのはできなかったため、帰終と傀儡の外見が似ていても100%一致していないのかもしれません。
別人の可能性は?
同一人物ではなく別人である可能性もあります。
放浪者は、傀儡を「極めて酷い性格」だと表現しています。イベントストーリーで帰終にまつわるエピソードを聞く限り、帰終が根本的に極めて酷い性格のようには感じられません。
また、傀儡は前髪が切りそろえられていますが、帰終はそうではありません。
このあたりはもう少し情報が必要な部分です。
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